活動レポート

アニメーション映画『思い、思われ、ふり、ふられ』原作者の咲坂伊緒先生にJKメンバーがインタビュー!

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2020.9.16 18:30更新

アニメーション映画『思い、思われ、ふり、ふられ』原作者の咲坂伊緒先生にJKメンバーがインタビューしてきました!


—アニメーションと実写のW映画化が決定した時のお気持ちを教えてください。


初めてのアニメーション映画ということで、その喜びもあるのですが(アニメーションと実写)同時に企画が立ち上がるということが私には初めての経験だったので、すごく嬉しかったです。



—アニメーション作品の中で、一番印象に残ったお気に入りのシーンはありますか?


由奈が朱里の誤解を解くために女の子のところに乗り込むシーンです。相手の女の子に強く言われて、その場を逃げたい気持ちになるのですが、勇気をもって顔を上げて「朱里ちゃんに謝って」と言うシーンがあるんです。下を向くのが癖になっている由奈は、自分の力で顔を上げられないんだろうなと私自身も思っていたので、自分の手で自分の顔を上げるシーンを一コマで描いたんです。自己満足で描いていた部分を、アニメーションでは一連の動きで見せていて。私自身ハッとした場面でもありましたし、由奈のことを理解できるシーンになったなと思えたので好きなシーンです。


—「思い、思われ、ふり、ふられ」のキャラクターを考える際に、参考にした人物などはいましたか?


自分の中から由奈っぽいところや朱里っぽいところを出したりして、キャラクターを作っているので、基本的に誰かを参考にしたりすることはないんです。どんどんキャラが育つにつれて自分からは離れていくときは、自分の学生時代に“こういう人いたな”というところからヒントを得たりしています。



—作品の中で女の子と男の子の恋愛だけでなく、家族との家族愛も描かれていますが、お話の中でご自身が共感する部分や重なる部分はありますか?


重なる部分はあります。でも自分というよりは、学校ではワイワイしているけど、家に帰るとこういう悩みを抱えている子もいるだろうなという気持ちで描いていました。その子の優しさから家での辛いことを言えなかったり、友達に「大丈夫?」と言わせるのが悪いと思って言葉を飲み込んでしまったり。SNSなどを見ていて、きっとそんな子がいるだろうなと感じていたので、“見えてないから悩んでないというわけじゃないんだよ”という部分は大事に描きたいなと思っていました。


—咲坂先生の作品が好きで、漫画も実写映画も観ているのですが、実写だと原作と変わる部分もあると思うのですが、実写化されて良かったなと思ったところはありましたか?


(実写になると)流れ的に端折っている部分や原作の二つのシーンをうまくひとまとめにしていただいているところもあるのですが、映像になったことでより一層強調してもらえるシーンがあるところです。実写(8月14日に公開された『思い、思われ、ふり、ふられ』)でいうと、朱里と理央が和解して「優しい嘘をありがとう」というシーン。その時の演者さんたちの演技の細かさや、ちょっとした表情の変化で気持ちが強く伝わってきて。漫画よりももっと良くしてもらえたなと思えたすごく好きなシーンです。


—咲坂先生の描く漫画を読んでいつもキュンキュンしています。こういう青春作品のアイディアはどのように考えてられているのですか?


自分の学生時代を思い出して描くこともありますし、友達から聞いた恋愛の話を覚えておいて描くこともあります。それで描いていて皆さんにも楽しんでもらえるということは、根本的に誰かを好きになってキュンキュンするのは、変わらないものなのだなとすごく感じます。



—咲坂先生の描く男性キャラクターは本当にかっこよくて学校にもこんな人がいたらいいのにと思うのですが、どうしたらこんなにかっこいいキャラクターができるのですか?


“こんな子いたらいいな”と思って描いているのもありますし、自分の好きになった男の子って美化されて自分の目に映るじゃないですか。そのイメージで描いていることが多いです。



—咲坂先生の漫画には、さりげないけどキュンとする仕草がたくさん詰まっていますが、その仕草はどのようにして考えられているのですか?


これも自分が見てキュンとする男の子のちょっとした仕草を描いています。



—咲坂先生が漫画家になろうと思ったきっかけはなんですか?


漫画家になる前は会社勤めしていたのですが、満員電車と朝起きるのが苦手で。漫画家になれば、満員電車に乗らなくていいのと朝早く起きなくていいというのがあったからです(笑)。


—漫画家という夢を叶える際に一番苦労したことはなんですか?


すぐに漫画家デビューできたわけではないのですが、デビューするまでに苦労したなと思うようなことはあまりないです。うまくいってないことでも、苦労だとは感じていなかったので。


—うまくいかないことがあったとき、どのようにして乗り越えられていたのですか?


投稿用に作品を出すと、何がダメだったかというような批評をもらうことがあるのですが、そんな時も「これを改善したら次はどんな結果になるかな」とか「ダメと言われるところを直せばもっと良くなるんでしょ」という前向きな気持ちでやっていました。


—漫画家になってよかったなと思えるところはどんなところですか?


さっき(漫画家になったきっかけ)の回答と被ってしまうのですが、満員電車に乗らなくて済むところと、目覚ましで起きなくていいところです(笑)。


—咲坂先生はマイナビティーンズの読者と同じ高校生の頃、どんな女子高生でしたか?


どちらかというと元気なタイプで、遅刻魔でした。朝早く毎日決まった時間に起きて、毎日電車に乗るのって難しいなとずっと思っていましたね。


—作品の4人のように青春したなと思う思い出はありますか?


教室で「今から告白しにいってくる!」と言って、告白しにいった友達をみんなでドキドキしながら待っていたときです。結果は振られてしまったのですが、結果よりも友達が「いってくる!」と言ったときに、周りが「よっしゃ!」と盛り上がっていた、あの場は青春だったなと思います。


—今の高校生は恋をしている子が周りでも少ないのですが、咲坂先生にとって青春時代の恋とはなんですか?


朝の満員電車、早起きという苦手なものがあったとしても、学校に行きたいと思える原動力のようなものです。


—いま学生に戻れるとしたらやりたいことはありますか?


体育祭はもうちょっと頑張っていればよかったなと思います。ずっと面倒くさくて木陰でぼんやりしていたので、戻れるとしたら借り物競争やチームで戦う競技をしたり、男子の競技を見たりしたいです。


—人生の先輩として、学生の内にやっておいた方がいいことはありますか?


早いうちに失敗すること、転んでおくことが大事だと思います。そうすると人は転ぶことに慣れてきて、転ぶことが恐怖じゃなくなってくるので。大人になってから初めて転ぶと大怪我になってしまうので、早いうちに転んでいた方がいいと思います。


—最後に夢に向かって頑張る10代の女の子に向けてメッセージをお願いします。


失敗がいけないことだと考えるのはやめて、色んなことにチャレンジするといいと思います。頑張った結果、失敗して傷つくこともあるとは思うのですが、成功・失敗という結果よりも、チャレンジしたいという気持ちが大事で。怖がって何も経験しない方がもったいないと思うので、やりたいなと思ったものには何でも手を出してみるのがいいと思います。


咲坂伊緒

『デラックスマーガレット』1999 年 11 月号に掲載された「サクラ、チル」で漫画家デビュー。その後別冊マーガレットで活躍。代表作は「ストロボ・エッジ」「アオハライド」など。「思い、思われ、ふり、ふられ」は 2018 年に第 63 回小学館漫画賞少女向け部門を受賞。


偶然出会ったタイプの全く違う【朱里】と【由奈】、朱里の義理の弟の【理央】と由奈の幼馴染の【和臣】は同じマンションに住み同じ学校に通う高校1年生。理央に憧れる由奈、朱里に言えない想いを抱える理央、秘密を抱える朱里、ある秘密を目撃してしまった和臣。

それぞれの思いは複雑に絡み合い、相手を思えば思うほどすれ違っていき――

切なすぎる恋が動き出す。


アニメーション映画『思い、思われ、ふり、ふられ』2020年9月18日(金)全国公開


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